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旅先で図書館へ

2020-04


今回はちょっと番外編。行き先は本屋さんではなく図書館です。結婚してもうすぐ一年が経つころに買った中古の赤い車で初めて少し遠出をした日の日記です。この頃はなかった新しい本屋さんもいくつかできているようで、最近また福井に行きたい熱が高まっています。

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2015年5月某日
朝から車を走らせてお昼前に福井に到着。結構遠かった。雪対策なのかもしれないが、ガタガタしている道が多く、全く音楽が聞こえなくて笑ってしまった。スピーカーを変えるか、窓に対策をするか何か考えないと。お昼ご飯に入ったカフェでは大きな油揚げの焼いたのが出てきてふわふわで美味しい。夫はまったく足りてないようで、コンビニで足らずのお腹を満たしていた。最初に福井県立図書館に向かう。だだっ広い敷地に贅沢に建っていてとても気持ちいい。ちょうど、こどもの日が近かったので、たくさんのこいのぼりが青空にはためいていた。この図書館、あの秀逸な「覚え違いタイトル集」をホームページで発表しているところだ。それも納得な感じ。たくさんの人が思い思いに過ごしていて、ハードだけでなく中身もとても素敵なところだった。旅先で図書館に行くと、その土地の人になったような気分になれるし、郷土資料のコーナーには、その土地のタウン誌やフリーペーパーがあったりして、旅の参考にもなる。早速、夜ごはんに行きたいお店を発見した。塩そばで有名なお店のダイニングが最近できたらしい。あとで空いているか聞いてみようと電話番号をメモしておく。図書館には、小さな文学館も併設されていて、福井ゆかりの作家の初版本や愛用品のほか、高見順の詩『おそろしいものが』をテーマにした、からくり人形も展示されていた。少し寄るだけのつもりが、予想以上に充実していて図書館で時間をとってしまった。パシャパシャ写真を撮りながら周りをぐるりと歩き、次なる目的地へ移動。それにしても今日は本当にいい天気だ。

行った本のある場所 |  福井県立図書館

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