『日本史年表・地図』
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2019-04
本って読めば読むほどわからないことが増えていくので、いくら読んでもちっとも賢くなってる気がしない。その果てしなさに、ひとりで途方に暮れてしまうことがある。そんなときに、この年表をパラパラとめくる。その年に何があったのかが、 いろんなジャンルごとに並べて書いてある。見たことのないような地図がたくさん載っている。
あぁ、やっぱり笑ってしまうほど知らないことばかりだ。でも、何でも載っていそうなこの本が自分の手の中におさまっていることに、少しだけ安心する。
お気に入りのページは、「近世の産業」 凡例の記号が、とてもかわいい。あとは、時々片目ずつ、ぎっしりと文字の詰まったページを見て、見え方がおかしくないかをチェックするのにも使える。読書家は目も大切にしないと。
いやいや、この人はもっと使える人なんです。使い手のスキルがまだまだ不足しており、力を発揮させてあげられず、本当に申し訳ないばかり。あなたのすごさをもっと知りたい。あなたともっと仲良くなりたい。なので私は、今日も懲りずに本を読む。
『日本史年表・地図』 吉川弘文館