『なんとなく休んでええか? / 思考記』
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2021-09
私は現在、無期限ご自愛期間中だ。
「なんとなく休んでええか?」を超えて、意識的に休んでいる。迷惑をかけているのは申し訳ないけれど、ご自愛のわけを全て他人に説明して許しを乞う必要もないだろう。
私はご自愛期間中なのです。仲間が数人いてくれたらそれでじゅうぶん、ありがとうね。
こんな私でもときどき、まちがえて元気なふりをしてしまう。
「私はあなたと同じように働けるんです」「あなたたちが今までやったきたみたいに働けるんです」
そうではないし、そうある必要もない。
「社会に出て大切なのは結局は体力」
と言って、走らされ泳がされ跳ばされた進学校での高校時代。間違ってない。やってよかった。でも、彼らについていけなくたって構わない。
私には、「暗い冬にはキャンドルを灯して毛布にくるまり、何もしないでいることを許されているの」と言いつつ、明るい夏には芝生に寝そべって何をするでもなく過ごしているフィンランドの友達がいる。あなたには、私が友達でしょ。
なんとなく休んでいい。理由も説明も要らない。
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なんとなく休んでええか? (木ノ戸昌幸)