サンタクロースはおじいさんというイメージがあった。

物ごころついてからは、毎年プレゼントをくれるのは、父と母なのだとわかったけれど。

でも、この絵本の主人公のぼくのパパは、本当にサンタクロースなのだ。

クリスマス、パパと一緒に過ごしたいと願ったら、パパがケガをしてしまう。

でも、プレゼントを待っている子どもたちがいる。

ぼくが配るしかない。

そこで、初めて知るパパの仕事の大変さ。

最後のプレゼントはぼくには用意ができなくて困っていたら、パパが手伝いに来てくれて…。

お父さん、あまり家にいなくても、子どもたちの見えないところで、いろいろな人に幸せや楽しい出来事をプレゼントしているのかもしれないね。

って、お父さんがいない時に読んでみるのも楽しいかな。

「リトルサンタ」　丸山陽子