『やっぱり、それでいい。』
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2020-01
前作「それでいい。」は、ネガティブな気持ちを認めて、ありのままの自分を受け入れる方法が書かれていました。
この2作目では、人の話を聞くストレスが、聞き方次第で自分の癒しに変わるという考え方を伝授してくれます。
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誰かと話をしている時、せっかく話してくれているのだから、期待に応えなければ、なにか気の利いたことを言わなければ…と思ったことはありませんか?
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私はそうでした。
話を聞く時、相談を受ける時、一生懸命になりすぎて空回り。
自分は相手が満足いく答えを伝えられたのだろうか? 失礼なことを言っていないだろうか?
そんな不安感でいっぱいになりながら、帰路についたものです。
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でも、そんなコミュニケーションをしていると、疲れてしまいますよね。
人の話を聞く時に全力で聞き、共感し、受け止めなければ、なんて無理難題!
そんな気持ちもあり、最近では人と話す機会を極力少なくするようにしていました。
そうするしかその疲れを回避する術がないのだと思いこんでいたのです。
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そんな時に「それでいい。」の第2弾を知りました。
今の私に必要な本かもしれない。
実際に手に取って読んでみると、著者の貂々さん同様、目からウロコ落ちまくり!でした。
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人の話を聴く。頭の中の雑念を取り除く。話している人に集中する。
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と、言葉にしてしまうと、なんだそれだけか…と思われるかもしれませんが、
ネガティブクイーンと自称する貂々さんがほんわかしたイラストで、自分の失敗や疑問点を水島先生に尋ねていくという本の作りが、読者に寄り添っているように感じられて、読んでいて心地が良いのです。
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この本を読んでいたら、人と会いたくなって話を聴いてみたくなりました。
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「やっぱり、それでいい。」水島広子・細川貂々