『センス・オブ・ワンダー』
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2019-07
作家であり、海洋生物学者であったレイチェル・カーソンが、甥の小さなロジャーと散策した夜の海辺や森のこと、友人と見た満点の星空の輝き、自然の中で感覚を研ぎ澄ませることがいかに人生において大切かを綴った本。
「地球の美しさと神秘さを感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。」
自然の中で耳をすますこと、大きく息を吸って森の空気を嗅いでみること、月明かりの中で目を見張ること、物事を近くでじっと観察することを通して、忘れていた感覚を確認するという行為が、自分という存在を客観的に見るためにも、時々は必要なのじゃないかと自然の中で過ごすたびに感じます。
赤ちゃんが生まれた時の贈り物にもおすすめです。
◉「センス・オブ・ワンダー」/レイチェル・カーソン