『無印良品のふしぎ』
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2020-01
現代日本人の50%がユニクロでできていて、もう50%が無印良品でできている。ユニクロと無印良品で生活し、その片手にストロングゼロがあれば、誰もが今日から立派な現代日本人だ。日常に溶け込みまくっている、そのプレーンさが良いのか。プレーンということは、雑味もノイズも一切廃している状態で個性もへったくれもない。ただそんな語りどころが一切ないプレーンな無印良品の商品たちにも、実は個性がある。視点を変えると、普通の景色がいつもと違う的なアレだ。
そんな目線を与えてくれて、著者の職業であるコピーライターと言う仕事がいかに素晴らしくて最高で最強なのかを感じることができるのが本書の魅力。
もう1回言う、コピーライターは最高で最強だし、コピーライターである人を見かけたら拝んだ方がいいし、なんだったら労いで1,000円くらい渡してもいい。いいよね。
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無印良品のふしぎ 鵜久森 徹 著