『東京モンタナ急行』
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2019-01
紹介を決めてから、紹介文を書くまで本当に時間がかかった。なんせ、紹介をしにくいのがリチャード・ブローティガンだと思う。
今回は、『東京モンタナ急行』という、短編集を一応紹介する。東京とモンタナ、ふたつの場所を飛び交うように、短編が進んで行く。・四谷駅へ・ベッドを売る男・カナダで人が死んだ・献立表/1965年などなど。短編と短編に関係性はない。奇想天外な話もあるが、一貫してロマンチックな雰囲気が漂っている。これは、物語なのか?エッセイなのか?それとも詩なのか?好きな人は好き、嫌いな人は嫌い。
どの本にも言えることだが、リチャードブローティガンは特にそうだと思う。試しに読んでみてほしい。軽い文庫が良い方は、新潮文庫から出ている『芝生の逆襲』をおすすめする。
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『東京モンタナ急行』リチャード・ブローティガン (著), 藤本 和子 (翻訳)