『クリスマスにはくつしたをおわすれなく』
-
2020-01
福音館書店大好き第2弾です。
「こおり」は「たくさんのふしぎ」という雑誌の書籍化でしたが、こちらは書籍化されていない「こどものとも」1981年12月号です。小さい頃に読んで、とても大好きだったのですが、タイトルもうろ覚えで、書籍として発売されているわけでもないので、書店で見かけたこともなく…古本屋でこどものともコーナーがあると、そこを探すというのを繰り返していました。
何年か前に、吉祥寺のMAINTENTという絵本の古本屋を訪ねた時、こんな本だけどタイトルがわからないと言うと店員の方が親切に調べてくださり、「クリスマスにはくつしたをおわすれなく」というタイトルがわかりました。在庫は残念ながらなく、また出会えると思うので…と店を後に。
そして、先月、吉祥寺界隈を散歩していて、MAINTENTさんにも寄りましたが、買いつけに出かけているらしくお休み。気を取り直して、百年という古本屋へ。ビルの2階にある売り場には、「こどものとも」がずらっと並んでいるコーナーがあり、吸い寄せられるように、1冊ずつタイトルと表紙を確かめていったら。
ありました!
背表紙にタイトルが書いてないタイプだったので、引き出してみて、表紙を見た時のあの驚き。思わず、静かな店内で、あっ!と声が。
家に帰って、読んでみたら、そうだそうだこんな話だったと嬉しくなりました。クリスマスにくつしたを吊るすなんて、とんとやっていませんが、ナナさんの営むあみものやさんが近所だったら、私もくつしたを編んでもらいにいこうかな。
「クリスマスにはくつしたをおわすれなく」 角野栄子さく/菊池恭子え