『14歳からの哲学』
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2020-01
哲学という言葉の意味するところを知ったのは 正直に言うと年齢の割にけっこう最近だ。 人生はやっぱり辛いこともあるよね、でも前向いて行こうよ、という歌詞のフレーズ的答えで、だよね!とすぐに納得する単純な性質のため、哲学的素養がなかったのだ。
でもそれは本当なのだろうか?と哲学美女である筆者は問う。 自分がこれはそのようだと思っていたり感じていたりすること、自分が良いと思ってしていることは本当に良いことだろうか? だって自分がそう思っているから、それはそうなのだ、という、その自分とは一体どのことで何なのか?そもそも思っていたり感じているのは、自分なのか? 自分とは? 本当の個性とは? 生きるとは?
この本はたまたま受け取り読み始めた本である。 哲学的素養ゼロの私、一度目は???? なんだ?この読んでるのに全く読めていない感覚??? んんー!??? !!!!??? とすぐに本を閉じてしまった。
もう一度読んでみる。 なかなか進まない。 閉じる。 もう一度違うページから読む。 ちょっと進む。 閉じる。 もう一度開ける。 前より進む。 閉じる。 もう一度読む。
どこまで近づけたのか。 どこまで考えられたのか。 何度読んでも、読み飽きることがない。 何度読んでも、知ってる知ってるという感覚にならない。 哲学という言葉にピンときた14歳以上のすべての方へを読んでほしい一冊
14歳からの哲学 池田 晶子