『にっぽんのかわいいタイル 昭和レトロ・モザイクタイル篇』
-
2020-01
作ったものを売る、というシンプルスタイル、タイルで何かをつくる人、という作業を選んだ私。この本を読まない訳にはいけません。 本が上梓される1年も前から気持ちが高ぶっていつ発売なんですか?と著者にメールをし、まだまだですよ!と言われる始末。 著者の取材により、このレトロ可愛いタイルたちは、ひとりの人物の地元愛からタイル革命が起こり、それを愚直に実践した地元の窯業家夫婦や作業員さんたちの日常の勢いの賜物である、ということがわかるのです。 どんなものにも背景と歴史があって生まれて、強弱はあるにせよ人は何故だか見ただけでそれをうっすら感じとる、という機能があるのではないかしら、と思うのです。
『にっぽんのかわいいタイル 昭和レトロ・モザイクタイル篇』加藤 郁美