『触楽入門』
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2019-01
感触についてちょっと興味があり、夏に購入したものの、なかなか読み進められなかったが、つまらないわけではない。珍しく娘が私のお腹の上以外で昼寝をしてくれたので、隣でまったりゆったりページをめくる。至福。まったりゆったりした気持ちでないと、味わえないのね。この本は。そういう楽しみ方の本もあるよね。効率よく情報を入れる本と、へーとか、ふーんとかいいながら、もやもや思いを巡らせて、ふくふくの読書タイムを楽しむ本と。色々あるなと、改めて思い至る。前置きが長くなったが、この本は色々な感覚(五感、錯覚など)を一つ一つ紐解いて、感じるということがどういうことかを一緒に考える本。ワークショップや実験を多く行なっているとのことで、追体験しているような気持ちになる。
特殊印刷好きとしては、カバーに施されたUV印刷にニヤニヤしてしまう。裏表紙のUV印刷で、実際に感覚の実験もできるところがすごい。意味も効果もある投資に唸らされる。
そうそう、表紙が特色二色刷りでもありますよ。