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栞日

Biblio Apartmentに遊びに来てくれた方から教えて頂いたおすすめの本屋さん。場所は長野県松本市。JR松本駅から徒歩10分。

2013年8月にリトルプレス/ZINEのカルチャーに、日頃から触れられる場所を松本の街につくりたくて栞日をオープン。街の電気屋さんだった建物をリノベーションされて、2016年に現在の場所に移転。1階には存在感のある活版印刷機が置かれ、そしてカフェがある。

2階に上がった瞬間に、広がる壁一面の本棚。 ZINEや、アートブックを中心に、菊地さんがセレクトした心地よい暮らしのヒントを集めた本が並ぶ。 併設のギャラリーではさまざまなアーティストの企画展を楽しめる。本に囲まれた温かな空間でコーヒーとスコーンでひとやすみしながら本を探したり、読んだり。なんとも贅沢な空間。

店舗運営だけでなく、北アルプス山麓、湖畔のキャンプ場で本を愉しむフェスティバル「ALPS BOOK CAMP」の企画や長野県松本の市街地に点在するユニークな店々を巡る冬のスタンプラリー「Matsumoto Winter Walker」の企画、地域の仲間と松本市街地の空き家の利活用を促進する活動に参加、商業施設のフリースペースでトークイベ ントを開催など様々な活動も。 暮らしたい街が見つかったら、自分もその街に住む周りの人達も愉しくなるような場所にしたかったと仰る菊地さんにお話を伺いました。

本屋を始めたきっかけを教えてください。
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松本の街で店をやりながら暮らしたい、と考えたとき、街全体を俯瞰して、あってもよさそうだし、あったらきっと愉しいのに、まだない店が独立系書店でした。

この場所を選んだ理由を教えてください。
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街から眺められる北アルプスの山並みが素晴らしかったから。徒歩圏内で暮らしが完結する城下町のサイズ感が心地よかったから。商売人同士が他人に干渉せず、風通しがよく、いい意味でドライな気質が気に入ったから。

他の本屋さんとここが違うところはありますか?
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国内の独立系出版物を中心に選書した新刊書店です。日本の書籍の一般流通には乗ることが稀なインディーの雑誌やアートブックを取り揃えております。

菊地さんのこだわりを教えてください。
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可能な限り著者本人から直接仕入れるようにしています。本人に直接出会うことができたひとや、友人知人の紹介で繋がることができたひとの出版物を、積極的に仕入れるようにしています。

今後やっていきたいこと
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店に鎮座している活版印刷機を活用すること。オンラインストアを開設すること。全国各地の独立系書店との横のつながりを深めること。など

おきにいりの本
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長い旅 / ウチダゴウ
people in somewhere / Tomomi Takashio
BEACH / L.A.Tomari

栞日さんには、中長期滞在向けの宿INNも。松本での暮らしを体験しながら、この街への移住を検討したい方や、働く環境を変えてリフレッシュしたい方に、利用いただくことを主に考えているそうです。

店名の栞日には、流れる毎日にそっと栞を差すという日を提案する店でありたいという菊地さんの想いが込められています。そんなお店が日常にあると嬉しいし、旅行者もきっと旅がすごく豊かになるでしょう。日々の暮らしや、旅の思い出に栞を挟むよう、栞日さんに訪れてたそがれたい。


栞日

  • ADRESS | 〒390-0815 長野県松本市深志3-7-8
  • TEL | 0263-50-5967
  • 営業時間 | 7:00-20:00
  • 定休日 | 水曜日+臨時休業
  • お店情報は取材当時のものです。詳しくはお店にご確認下さい。

    ホームページ

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