『戦争とおはぎとグリンピース』
-
2020-01
2019年1月から3月まで BIBLIO APARTMENTの204号室に住んでいた方の本棚にあった本
_____________
ご夫婦で営まれている週末だけオープンするとっても素敵な本屋さん「まがり書房」で出会った一冊。ずっと置き続けたいおすすめの本だそうで、読んでもらえることが嬉しいと喜んでくださった。
この本は、戦後間もない昭和29年に西日本新聞社が開設した婦人の新聞投稿欄「紅皿」から、今読んでおきたい42編を収録したもの。
投稿された記事はどれも戦争の辛さとか憎しみを訴えたものではなくて、起こった出来事やその時の女性たちの心情が素直に描かれている。
大切な人を失って苦しい生活を強いられても、普通の日常を取り戻そうと諦めなかった姿や平和への切実な願いに心打たれる。
今を生きる人たちへ、戦争のある日常を強くたくましく生き抜いた女性たちからのメッセージ。
「戦争とおはぎとグリンピース」西日本新聞社
*まがり書房さんはお気に入りの本屋さんとして紹介させていただいています。
>記事を読む