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2020-01
BIBLIO APARTMENTに遊びに来てくれた智弘さんのおすすめの本________________________
「マチネの終わりに」「ある男」で有名な平野さんの新書です。
出会ったのは、大学4年の就活の時期。自分はどんな人間なのだろう?いろんなコミュニティからバラバラの評価をされるけど、どれが本当の自分なのだろうか?と悩んでいた時のことです。ちょうどその悩みを解決してくれたのが、この本でした。
この本には、分人主義という考え方が記載されております。それは、人間には、いくつもの顔がある。相手次第で、自然とさまざまな自分になる。それは少しも後ろめたいことではない。どこに行ってもオレはオレでは、面倒くさがられるだけで、コミュニケーションは成立しない。そんな様々な自分を総称して、自分なのだと。読んだとき、心がパッと晴れた気持ちになり、悩んでいた自分がばかばかしいほどに物事がスムーズに進むようになりました。
おかげさまで、無事志望していた企業にも内定頂きました。内容をほとんど書いてしまいましたが、かなりお気に入りの本で、中学生/高校生に読んでほしい本です。
私とは何か――「個人」から「分人」へ / 平野 啓一郎